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どれ使えば良い?市販ヘアカラーの色選びを診断してみよう!

      2017/08/12

市販ヘアカラーの色選びは失敗しやすい

美容師さんのように普段から髪に接している人からすれば当たり前のことですが、一般の人からするとわかりづらいのがこのカラーチャート。

市販ヘアカラーの箱の裏面にこのように毛を染めた色見本のイメージが載っていますよね。

ほとんどの方はこれを見てヘアカラーの色選びをしていると思います。


白髪染めかお洒落染めかによっても違いますが、ざっくりと説明すると

  • 明るい髪に染めた場合
  • やや明るい髪に染めた場合
  • 暗い髪に染めた場合
  • 黒髪に染めた場合
  • 白髪混じりのグレイヘアーに染めた場合

こういう風に仕上がりますよというイメージ色が3~4つぐらいのパターンで載っています。

このパターンはあくまでざっくりなので、どうしても仕上がりにギャップは出てしまいます。ヘアカラーの色選びはこれが失敗の理由でもあります。

それに、髪の長さによっても違いますが、自分で薬剤塗布すると時間のかかり具合が人によってまちまちで、この薬剤放置時間によって仕上がりの色は大きな誤差につながります。

ちなみに美容院で使うカラーチャートはどうなってる?

美容院でヘアカラーをしている人はみせてもらったことがあるかと思いますが、美容院では毛束のカラーチャートを目安にして薬剤を選定します。

※意外と誤解が多いのですが、この毛束は実際に髪を染めたものではなく実はナイロンで出来ています。

  • 黒髪に染めた場合
  • 白毛に染めた場合
  • 白髪30%混じりのグレイヘアーに染めた場合

一見すると、市販のヘアカラー剤の方が目安が多いんじゃないか?と思いますよね。

ここからはちょっと専門的な説明をしますので興味ある人は読んでみて下さい。難しいところは飛ばし読みで大丈夫です。

まずは色のしくみを知ろう!

ヘアカラーで人気の色は市販・美容院問わず『アッシュ、ベージュ、ピンク』の三色です。

しかしアッシュもベージュもピンクも実際には濃い色もあれば薄い色もあるし、まったく同じを指しているわけではありません。

人間が一般的に見分けられるのは約20万とも1000万色とも言われているほど、微妙な違いがあります。

同じ色でも濃い・薄いでは、色名が違うものとして分類されます。

例えば赤と少し薄い赤でも色名は違うということになります。

そういう風に区別されるため色数は『無限大にある』と言われるのです。

一般的には色相とかとかとか)を指しますが、その色相ごとそれぞれにトーンというものがあります。

トーンは何かというと『色調』のことを指し『明度+彩度』を指します。

ヘアカラーにおいては色相に加えて色調も合わせて指しますので、例えば単に『アッシュ』といっても、暗くにごったアッシュもあれば、明るく薄いアッシュもあるのです。


ヘアカラー診断と色選びで使う専門用語

これはヘアカラー診断と色選びの際に使用する美容院での専門用語です。

普通にヘアカラーの薬剤を選ぶだけだと失敗してしまうので、美容師さんはこういう色彩学を利用してお客様の希望の髪色に近づけます。

ちょっと専門的なのでわからない人は飛ばして下さい。

トーン

薬剤の色調のこと。『明度+彩度』のものさし。色の濃さも目安になる。通常は2~14ぐらいまでが多く、低いほど色が濃く暗い。

レベル

黒髪を明るくしていった際の、髪のメラニンを脱色した明度。レベルスケールがあってこちらも~15レベルぐらいが多い。高いほど明るく、白に近づく。金髪で12~14レベルぐらい。

アンダー(レベル or トーン)

前回のヘアカラーから、今現在の中間~毛先のレベルやトーン。

市販のヘアカラー剤は1色の中でトーンが固定されていますが、美容院では1色の中でもトーンごとに細分化されています。

本来は、同じ色系統でもトーンの違いで色そのものは別色と分けるので、美容院の場合は100何色にもなるのです。

市販のヘアカラーと美容院のヘアカラーの大きな違いは、髪質やトーンやレベル、アンダーの状態を細かく判断して、薬剤や放置時間、室温などの環境もほぼ一定で行うので希望の色になります。

こう考えると、市販ヘアカラーで失敗してしまうケースが多いのも頷けますよね。

ヘアカラー剤は薬剤の選び方もそうですが、発色のリミットが30分~40分と、消費期限付きの『生もの』みたいなものです。

一般の方がこんなに細かくヘアカラー剤を選ぶ知識や技術、環境もないので、市販のヘアカラー剤は手軽に出来ますが、どうしても失敗が多くなっているのが現状です。

色選びで失敗しないために!

もしいまあなたが市販ヘアカラーの色選びで悩んでいたら、まず最初に考えるべきことはこちらです。

ヘアカラー診断

  • 髪を今の状態より明るくしたいのか?
  • 同じぐらいなのか?
  • 暗くしたいのか?

これらを優先的に決めるといいです。

明るい色ほど難しく、暗い色ほど失敗しにくいので、市販ヘアカラーをする場合は希望のイメージより少し暗めの色を選ぶといいと思います。

色も徐々に抜けていって明るくなるので、その間の色落ちも楽しめますのでおすすめです。

ただ、暗くし過ぎると色が落ちにくくなり次回に明るく出来ないのでその点注意が必要です。

そしてもっとも考慮しなければいけないのは、市販ヘアカラーにはお洒落染め白髪染めがあるということです。


色選びで注意!お洒落染めと白髪染めの違い

お洒落染めというのは赤なら赤で色味と明るさでできています。白髪染めは赤なら赤+ブラウンでできています。

これは白髪に色が入った時に自然なブラウンに赤味があるようにしなければ不自然になってしまうからです。

お洒落染めは基本的に黒髪の人が使うものなので、髪の毛を明るくしても本来のメラニン色素のブラウン色があるので、赤で染めても自然と赤茶色になります。

じゃあお洒落染めも赤茶色でできていればいいんじゃないの?という疑問があると思いますが、黒髪に赤茶色でヘアカラーすると鮮やかな色になりにくいからです。

自分でヘアカラーする時はお洒落染めと白髪染めに注意しましょう。

もちろん黒髪の人が白髪染めを使っても問題ありません。

色の違いだけでしかないので、むしろ失敗しにくいのは白髪染めになります。

美容院で希望の色を上手く伝えるには?

髪色の出方は自分の毛の色や状態によっても変わってきます。

すでにヘアカラ―を行っている髪の場合には実際の色の出方を美容院で相談した方がいいと思います。

カウンセリングで美容師さんに上手く伝えるには、例えば『髪の明るさは今より少しだけ暗めで、色味は自然なアッシュ系のブラウンにして下さい』というようにオーダーすると自然なアッシュ系ブラウンに仕上げてくれます。

ここでは『自然なアッシュ系のブラウン』というのがポイント。

普通にヘアカラーした場合は、髪はメラニンのブラウン色があり、その上にアッシュの色味が重なるため自然なアッシュ系ブラウンに仕上がります。

でも、もともとの髪が明るくなっていると、そのメラニンのブラウン色がなくなってしまっているため、その上にアッシュを重ねてしまうと『自然じゃないアッシュ』すなわちアッシュブラウンではなくて、アッシュそのものに仕上がってしまいます。

もし今あなたが金髪のような明るい髪で自然なアッシュに仕上げたい場合、仕上がりが明るくても良ければアッシュを、暗めの落ち着いた感じにしたければアッシュブラウンを使います。

まとめ

ちょっと専門的な内容になってしまいましたが、以上のことがヘアカラーの色選びのポイントとなります。

これらを踏まえて自分が使いたい市販ヘアカラーを探してみて下さい。

しかし残念ながら試しに使ってみて…ということはできないので、基本的にはパッケージを見ただけの判断になりますよね。

どれでもいいやって勢いで購入して使ってみたら失敗した…となると、お金もそうですが後から直すのが難しくなってしまいますので、だからこそ市販ヘアカラーは慎重に選んで下さいね。

自分で髪染めるのと美容院のカラーの大きな違いとは?







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