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髪がパサパサ…正しいダメージケアをしていこう!

      2017/06/19

髪がパサパサ…正しいダメージケアをしていこう!

今回は、傷んだ髪質を改善するための知識をまとめてみました。

髪の毛がパサパサするのを本格的にダメージケアしたい人は参考にしてみて下さい。

毛髪を修復、正確には補修する方法を毛髪科学的に説明すると、内容が少し専門的になってしまいます。読んでいてよく分からない人は飛ばしちゃって大丈夫です。

最後に分かりやすくまとめたいと思います。


髪の毛がパサパサになる原因とは?

髪の毛がパサパサになる原因とは?

ヘアカラーやパーマなどの施術による酸・アルカリなどのケミカルダメージによって、髪の毛はタンパク変性を起こします。

その結果、髪の毛がダメージを受けパサパサ状態に。タンパク変性とは、タンパク質の水素結合やジスルフィド結合などの結合が外れ、変性することを言います。

他にも、日常生活においてこのような原因があります。

紫外線

メラニンが破壊され髪が赤茶ける。システイン酸を生成し、パサついて弾力のない髪質になる。ヘアサロンができる紫外線対策として、施術後に髪を等電点(pH4.5~6.5)に戻しておけば、分解されにくくなる。

ドライヤーやアイロンによって、水分を含んだ毛髪に高熱で処理すると加水分解が起こることによって、毛髪ケラチンのシスチンが切断される。パーマとは違い、元の結合に戻らない。

髪をケアする低温ヘアアイロン

摩擦

シャンプーやブラッシング、カット、髪を掻き揚げたり摩擦や静電気などの物理的ダメージ。

乾燥

髪の毛の過度の乾燥は、キューティクルが浮き上がり、剥がれやすくなる。

水道水のpH7.8。海水のpH8。毛髪は等電点がpH4.5~5.5のため、中性の水に濡れただけでも膨潤&軟化する。

髪に残った海水が乾くと、塩の結晶が出来て髪の内部を物理的に壊すこともある。海水で濡れた状態で日光浴するとダメージがさらにひどくなる。

キューティクルのCMC(細胞膜複合体)が損傷

ダメージの進行は、髪の毛の内側から始まります。中でも、CMC脂質(細胞間脂質)のラメラ液晶構造の崩壊があげられる。(セラミド、コレステロール、脂肪酸、キューティクルCMCの18MEAなど)

パーマよりもヘアカラーのブリーチ効果の方が、毛髪の油分を奪う傾向が高く、CMCのダメージは大きくなる。CMC構造の崩壊により、キューティクルが剥がれ、油分が失われ、疎水性から親水性に変わる。

コルテックス内部の間充物質がダメージを受けて、溶出、分解穴(ボイド)、メラニンホールができる。

ダメージヘアの種類

  • ポーラスヘア(多孔状毛)・・・コルテックス内部の間充物質(アミノ酸/ppt)が抜け落ち、弾力性や保湿性が失われてスカスカになった状態。分解穴(ボイド)が出来ている。
  • リンクルヘア(菊花状毛)・・・通称ビビリ毛。パーマ剤の過剰作用による毛髪の過膨潤やアイロン等の熱によるダメージで、ケラチンの高次構造が破壊された状態。

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毛髪診断とは?

毛髪診断とは?

自分の髪の毛の状態や傷み具合がどれぐらいかを判断するために、毛髪診断というものがあります。次のような項目から照らし合わせて判断します。

  • 薬剤による施術の履歴
  • 髪質を判断する
  • 髪の傷み具合

髪の状態はだいたいこの3つの項目から判断して、自分の中での位置関係を決めていくのがいいと思います。それではひとつずつ見て行きましょう。

薬剤による施術の履歴をチェック

これはヘアカラーやパーマ、そして縮毛矯正など、髪の毛に対して薬剤を使った施術の履歴をチェックすることです。例えば、今の髪はヘアカラーを過去に何回やっているのかで判断します。

髪質を判断する

髪質は人によって様々です。ここで極端な例をあげますが、髪が金属だとしたら、アルミの人もいればスチールの人もいるわけです。もともとの髪質が丈夫であればあるほど、ダメージに対しても強いということが言えます。

主に判断する項目はこちらです。

  • 髪の毛の太さ
  • 硬さ
  • クセの強さ
  • 親水性なのか疎水性なのか

これらをチェックして、自分の髪が丈夫なのかそうではないのかを把握しておきましょう。

髪の傷み具合(ダメージレベルの見極め)

ヘアカラーやパーマになど、薬剤を使用する施術において髪のダメージレベルを見極めることが絶対的に必要になってきます。

最近のパーマ液なんかでも、髪のダメージレベルに応じて薬剤を選ぶというように薬剤メーカーが指定している製品が多いです。というのも、髪質(太さや硬さ、クセ、量など)とその髪の状態(ダメージレベル)によって、髪の性質はまったく異なるからです。

例えば最強に丈夫な髪であっても、もちろん新生部は最強ですが、中間から毛先においてダメージを負っていれば、最強とは呼べないぐらいもろい場合もありますし、状態によって様々です。

そこで、今はその指標となるものが、ダメージレベルです。

もともと、髪のダメージレベルなんてものはなかったのですが、それではあまりにも髪の状態を把握するのにあいまいになってしまうので、ある程度の規定みたいに作られたようです。

髪のダメージレベルは1~5まであり、ダメージ0は新生毛と考えます。

そのダメージレベルを判断するために、指標となる表もあるんですがこれがまた分かりづらい。

項目で言うと、ツヤの有る無しや、カラーやブリーチを何回繰り返しているかや、手触りのゴワつきだとか、水をはじくか吸い込むか、弾力が有る無し…のようなものがダメージ1~5まで細かく記載されています。

あえてわかりにくい文章にすると、毛髪の水分保持率は通常12%あるのが、髪が傷んでくると7%まで落ちてそうなってしまうとダメージレベル3だとか4だとかそういう感じです。

傷んだ毛髪の写真も掲載されているのですが、キューティクルの剥がれている状態を載せたものです。

ダメージレベル1とダメージレベル5は最小と最大なのである程度予想がつきますが、その間のダメージレベル2~4において、ツヤだとかブリーチ何回だとか手触りだとか、そんなものは使用しているヘアケア剤によっても左右されてしまいます。

カラーやブリーチに至っては元の髪質にもよるし、使用した薬剤にもよるので全くもって参考になりにくいです。

先ほど書いたように、毛髪診断における髪のダメージレベルの把握は非常に大事なことであることには変わりありませんが、その指標がこんなにもあいまいであると、判断しにくいですよね。それではどうしたらいいのか?

最終的には経験からダメージレベルを見極める!

例えば、一つの目安としてダメージレベルの中間である3を、普段からカラーやパーマなどを毎回しているロングの女性の中間~毛先の状態ぐらいと捉えることができます。

そして残りのダメージレベル2と4はさらにその中間ぐらい、またはダメージレベル3と比べて状態が良いか悪いか…そんな感覚で決めていきます。

この辺りは、やはり経験からくるもので、「これぐらいの髪の状態にカラーやパーマ、縮毛矯正などの、これぐらいの強さの薬剤を使用するとどうなるのか、髪が死んでしまうのかギリギリなのか…」などの状況を美容師さんが経験しているからです。

毛髪診断においてダメージレベルはあくまでダメージレベルであって、もともとの髪質によって大きく左右されるので、正確に見極めるためには『髪質+ダメージレベルから判断する』といいと思います。

ダメージケアは毛髪の内部から補修するのがベスト

ダメージケアは毛髪の内部から補修するのがベスト

コルテックス内部の間充物質の補給と定着

ダメージケアはコルテックスの空洞化をなくすためにpptを使用する。

  • 低分子ppt(分子量500)…保湿力があり、浸透しやすく抜けやすい。
  • 高分子ppt(分子量1000~3000)…ハリがあり、浸透しにくく抜けにくい。

どちらもカチオン化されているため、電気的な吸着。

ダメージレベルに応じて分子量の使い分けをするとより効果的。

疎水性pptであるCMC脂質(細胞間脂質)の補給と定着化

  • コルテックスやキューティクルの接着
  • キューティクルの再生
  • 油分による擬似キューティクル化
  • pHバランスを保つ

パサパサしない髪の毛には18-MEAが存在している

パサパサしない髪の毛には18-MEAが存在している

18-MEAは髪にとっても大切な役割を果たしている存在。読み方は普通にアルファベット読みで18エムイーエーです。MEAはメチルエイコサン酸の頭文字で、18は炭素構造でメチル基が末端から18番目についているということだそうです。

18-MEAは、毛髪キューティクルの一番表面に存在していて、毛髪を覆っているその脂質を18-MEAと呼びます。髪は18-MEAによってサラサラに保たれています。

具体的にはキューティクルに存在するCMCベータレイヤー(β層)にある脂肪酸(分岐脂肪酸)で、CMCの中に含めて呼ぶことも多いです。

主な役割は、キューティクル同士の接着や被膜保護。例えるなら、シリコンが人工の油分だとすれば、18-MEAは体から排泄される天然の油分のようなものになります。

いわば”天然のシリコン”のようなもの。

健康な髪の毛が、パサパサにならずにぬめりを感じるのも18-MEAが存在するから。髪が傷んでパサついたりまとまりにくさを感じるのは、その18-MEAがとれてしまっている状態だからです。

18-MEAは髪全体の0.03%しか存在しない脂肪酸です。しかし90%以上の人がその有無を感じ取れるほど、髪の手触り(柔らかな感触やさらさら感)、まとまり、ツヤを左右します。

他にも、髪同士の絡みつきを防いだり、撥水性(疎水化)などもそうです。


1度のカラーリングで約80%、1度のパーマで約半分が消失するほど傷つきやすい成分。

シャンプー、ドライヤー、ブラッシング、紫外線などでも18-MEAは剥離します。

1度失われると、自然に再生することは不可能。

消失した18-MEAを補うためには、剥がれ落ちたあとの毛髪はマイナスに帯電するため、18-MEAをカチオン化(プラスに帯電)させる必要があります。

18-MEAそのものを毛髪に吸着することは難しいので、18-MEA誘導体(疑似体)として吸着させるということです。

18-MEAの成分表記

  • イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート
  • ベヘントリモニウムメトサルフェート
  • ポリクオタニウム-33
  • 羊毛由来のラノリン脂肪酸

一般的に18-MEAが配合されているトリートメントなどのヘアケア製品には、上記の成分が入っています。天然の原料は主に羊毛由来ですね。

他にも、これらにセタノールを加えた原料製品なども18-MEAと呼ばれたりします。18-MEAを、毛髪表面に油分を補って被膜保護と考えれば、シリコンやポリマーなども同じ働きです。

しかし、キューティクル同士を接着する働きはないとの声もありますが、この辺りは定かではありません。最近では18-MEA入りのシャンプーも発売されています。

キューティクルの表面に18-MEAを吸着させるのが技術的に困難でしたが、最新の研究でシャンプー後、翌日の日中まで効果を持続させられるようになりました。

要するに、カチオン化の技術が上がったのだと思います。18-MEAは素晴らしい成分なのですが、シリコン入りのシャンプーと使用感と安全性においてどう違うのかと言われても、さほど変わらないとも言えます。

18-MEAには、皮脂と一緒に排泄される重金属や有害物質を、毛髪表面に送り出して排出する重要な働きがあります。

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まとめ

ダメージケアの方法はたくさんあります。

18-MEAは確かに重要な成分ではありますが、それを補うのはあくまで誘導体だったり疑似的なものであることを考えると、シリコンとどう違うの?と思ってしまいますね。

深く考えなければ、髪の毛のパサパサを補修するにはキューティクルをコーティングするシリコンで十分です。

18-MEAの研究開発が進んでいるにも関わらず、市場ではシリコン入りシャンプーやトリートメントが多いというのも、そういうことなのかな?とも思います。

メーカー都合による原料コストや他の理由もあるとは思います。いずれにしてもダメージケアにはキューティクルに脂肪酸(油分)が必要なのは間違いありません。

  • クセでまとまらない。
  • ひどく傷んでいる。
  • 髪の毛がパサパサする。手触りが良くない、ひっかかる。
  • 枝毛が多い。
  • 弾力、なめらかさがない。
  • カラーやパーマを繰り返している。

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